専任技術者について/石川県建設業許可サポートサービス/石川県金沢市向井行政書士事務所

専任の技術者について

専任の技術者とは

専任の技術者とは、請負契約の適正な締結や工事の履行を技術的な側面から確保する為に、常時その営業所に勤務する事を求められてる技術者を指します。各営業所ごと一業種につき1人ずつ(業種間の兼任可)、専任の技術者を有していることが、建設業許可を受けるための要件にもなっています。専任技術者として認められる者には制限があり、次のいずれかに該当していなければ許可はされません。

専任技術者の要件：一般建設業許可の場合

申請業種に関連する学科(別表2参照)を修めた後、申請業種についての実務経験を有する者。学歴によって必要な経験年数が異なります。
- 大卒(短大、高等専門学校を含む)で3年以上
- 高卒で5年以上
学歴の有無を問わず、1つの申請業種について10年以上の実務経験を有する者
申請業種に関して法定の資格免許等を有する者

なお、石川県知事許可においては、実務経験を使って専任技術者になれるのは2業種までです。

専任技術者として認められる資格：一般建設業許可の場合

建設工事の種類
土木一式工事	建築一式工事	大工工事	左官工事
とび・土工・コンクリート工事	石工事	屋根工事	電気工事
管工事	タイル・れんが・ブロック工事	鋼構造物工事	鉄筋工事
ほ装工事	しゅんせつ工事	板金工事	ガラス工事
塗装工事	防水工事	内装仕上工事	機械器具設置工事
熱絶縁工事	電気通信工事	造園工事	さく井工事
建具工事	水道施設工事	消防施設工事	清掃施設工事
建設工事の種類をクリックすると、資格が表示されます。

専任技術者の要件：特定建設業の場合

法に基づく技術検定その他の法令の規定による試験で国土交通大臣が定めるものに合格した者、又は他の法令の規定による免許で国土交通大臣が定めるものを受けた者
一般建設業許可の専任技術者の要件に該当するもので、発注者から直接請け負った4,500万円以上の工事に関し2年以上の指導監督的実務経験を有する者